機器内蔵用カラーセンサB5WC
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色の変化と違いを見逃さない ~機器の自動化に貢献~
・液体の色の変化を監視し、機器メンテナンスの効率化に貢献します。
・検出物体の色情報に応じた動作により、機器の多機能化、
業務の自動化 に貢献します。
・物体を色で検出することで、機器の安定動作に貢献します。
・小型*で高い設置自由度をもち、機器内蔵が可能。
(*サイズ W8.4×L40×H15.9mm)
概要・特長
カラーセンサの原理
カラーセンサは白色LEDを光源として光を照射し、検出物体の色によって決まる反射光(赤色、緑色、青色の比率は色によって固有)を受光します。カラーセンサは受光した反射光を赤色、緑色、青色に分離し、I2Cの通信方式で赤色、緑色、青色のデータ(RGBデータ)を電圧値で出力します。たとえば、赤色と黄色の検出物体の場合、白色LEDによる反射光は赤色と黄色でカラーセンサから出力される赤色、緑色、青色の出力値は異なりますので、赤色と黄色を区別できます。
カラーセンサ活用のご提案
■液体の状態監視
カラーセンサが液体の色の変化を監視し、機器のメンテナンスの効率化に貢献します
液体の状態監視 課題①
潤滑油が劣化すると機器の故障の原因となります。担当者ごとの属人的な判断基準や点検頻度により交換タイミングが遅延すると、突然の故障や破壊で一定期間、生産できなくなるリスクがあります。
カラーセンサ
カラーセンサで潤滑油の色を監視すれば、機器ごとに潤滑油の劣化具合を色で定量的に把握でき、担当者によらずに最適なタイミングで交換できます。
石油製品色標準試料*を用いてカラーセンサの出力電圧値をRedに対するGreen、Blueの比率をグラフ化しました。
石油製品色標準試料*に応じてRGBデータの比率が変化しています。
(*ASTM色用)
液体の状態監視 課題②
稼働状況に応じて機器ごとに潤滑油の劣化が異なるため、潤滑油の交換が煩雑になり、管理工数が増大します。
カラーセンサ
カラーセンサを使えば、リモートによる監視にも対応できます。機器ごとの潤滑油の劣化具合を色でモニターできるため、潤滑油の交換時期の最適化と効率化に貢献します。
■機器の多機能化
検出物体の色情報に応じた動作により、機器の多機能化、業務の自動化に貢献できます
機器の多機能化 課題
有無検知センサでは有無検知は可能ですが、種類に応じた信号出力ができません。
カラーセンサ
カラーセンサの色に応じた信号出力で、色ごとに機器の動作を設定することで、多様化するニーズに応える機器の多機能化を構築できます。
マンセルカラーを用いてカラーセンサの出力電圧値の最大値を100%として、最大電圧値に対するそれぞれの
電圧値の比率をグラフ化しました。マンセルカラーの色に応じてRGBデータの比率が変化しています。
■機器の安定動作
物体を色で検出することで、機器の安定動作に貢献します
機器の安定動作 課題
従来の光センサのように反射光量の差で検出する方式の場合、背景を検出したり、背景の影響で
検出物体を安定検出できない場合があります。
カラーセンサ
カラーセンサによる、検出物体の色ごとの信号出力を使用すれば検出物体の有無を確認できる場合があります。
定格・性能
購入価格、評価用サンプルについては、当サイトのお問合せフォームまたは、弊社営業員までお問合せください。
製品名 | 形B5WC-VB2322-1 |
検出距離 | 40mm(白紙) |
光源 | 白色LED |
電源電圧 | DC5V±5% |
消費電流 | 18mA以下(DC5.25V時) |
出力形態 | I2C通信対応 |
I2C出力 | RED/GREEN/BLUE各出力電圧値:0.45V±20% (グレー基準板、検出距離40mm時)、 出力飽和電圧:TYP2.75V(出力電圧範囲:0~2.75V)、 SCL/SDA入力H電圧:2.54~5.4V、 入力L電圧:0.9V以下、 SDA出力L電圧:0.44V以下(出力電流3mA時) |
サンプリング周期 | 1msec |
データ更新周期 | サンプリング周期(1msec)×平均回数(1~50回) |
周囲温度範囲 | 動作時:-10~+70℃、保存時:-25~+80℃ (ただし、氷結、結露しないこと) |